岩手のリウマチに効く温泉を紹介します。
台温泉
湯治場の面影を色濃く残す花巻一の古湯
花巻温泉街から県道37号線を台川の上流に向かって3kmほど登ると、やがて道は峡谷の中をぐるりと一周して行き止まります。
台温泉は、その円のほぼ南半分、狭い谷間の清流沿いに広がる温泉地です。
細い坂道に木造旅館やホテル、7軒の自炊旅館、日帰り共同浴場が建ち並ぶ温泉街には、古い湯治場の風情が今も色濃く残ります。
緑深い山々に囲まれた自然豊かな環境は、新幹線新花巻駅までわずか20分ほどというアクセスの良さが不思議に感じられるほど静かで、ノスタルジックな雰囲気に満ちています。
自炊客を中心とした湯治場として知られているだけに、訪れる人々も、ゆったり逗留しながら温泉を堪能している昔ながらの湯治客という感じが強い場所です。
大自然の中で心身をリフレッシュしたい人にぜひおすすめしたい、野趣あふれる静かな山あいの温泉です。
泉質:含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、単純硫黄泉など
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、筋肉のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、リウマチなど
特徴
台温泉は岩手県花巻市西部の山間部に点在する花巻温泉郷10湯のひとつで、台川上流、標高約480mの山あいに湧く温泉です。
約1,200年前に坂上田村麻呂が発見し、「体癒ゆ(たいいゆ)」と言ったことから「台」の名がついたという伝説が残るが、史実では南北朝時代の1387年に地元の猟師によって発見され、温泉名はアイヌ語の「タイ(森林)」からの転訛といわれています。
花巻温泉郷一の古湯で、江戸時代には南部藩主の湯治場として繁栄しました。
10数ヶ所の源泉はそれぞれ泉質が異なり、毎分約400リットルの豊富な湯量を活かし花巻温泉などへ引湯されています。
住所:岩手県花巻市台
岩手のリウマチに効く温泉を紹介しました。